頚椎捻挫
交通事故の衝突などで頚部が衝撃を受けることにより、頚部の筋肉の部分断裂や靭帯損傷を起こすと発症します。受傷後直後の症状は軽度でも、数日後に悪化する事があります。
基本的にレントゲンでは骨折などの異常は認めません。症状は頚部痛、上肢のしびれ、肩こりなどが多く認められますが、頭痛、めまい、吐き気なども起こす事があります。
早期にはカラー固定、投薬、安静が効果的ですが、1、2週経過後も症状が残存する場合は、牽引、温熱などのリハビリテーションが効果的です。放置すると悪化する可能性がありますので、なるべく事故後早期の受診を勧めます。